協同組合三鷹中央通り商店会では、新たな情報発信の取り組みとして、地域情報誌『 みらいず / M+Rise 』を創刊。本日付で第1号を発行しました。
私たち三鷹中央通り商店会では、「開かれた商店街」を目指し、M-マルシェの開催をはじめとして、さまざまな団体・活動とのコラボレーションの実績を積み上げてきました。
しかし、それらを広く知っていただくための発信は、十分なものではありませんでした。
そこで、情報誌の発行とWEBサイトのリニューアルにより、個々の取り組みと三鷹中央通り商店会の姿勢を丁寧にお届けしていくことで、より多くの方々に商店街を「場」として活用していただくことを目指すことにいたしました。
そして、その思いに共感いただいた制作会社、クリエイターのみなさんと二人三脚で、今回の創刊号を作り上げることができました。
下記の画像から、本誌のPDFをご覧いただけます。
また、文末に今号の巻頭言を掲載していますので、ぜひご覧になってください。
創刊号・巻頭言
未来に向けて。三鷹中央通り商店会の思い。
三鷹駅南口から連雀通りまで、約1kmのまっすぐな道「三鷹中央通り」。
そのうち360mほどが、「三鷹中央通り商店街」です。
1930(昭和5)年の三鷹駅開業を機に、それまで村のはずれだった今の駅前エリアには、商店や住居が立ち並ぶようになりました。そして戦後の人口急増に伴い、狭い道の両側にびっしりと商店が続く通りに。
大きな転機となったのは1960年代。大きな火災を機に再開発が行われました。
1963(昭和38)年に、当時は画期的だった大型商業施設として三鷹センターがオープン。1964(昭和40)年には道の拡幅工事が完了し、「三鷹中央通り」が開通しました。
当時の賑わいを知る人は、「中央線沿線の各駅から、直通の買い物バスが運行されていた」「お祭りでもないのに休日は道路が人で溢れていた」と懐かしみます。
それから半世紀以上、買い物のスタイルも、まちに暮らす人々にとっての商店街の価値も、大きく変わりました。この間、私たちは、商店街の活性化のためにキャンペーンやイベントなど様々な試行錯誤を重ねてきました。
そうして気づいたのは、
「商店街」はお店だけのものではなく、誰にでも開かれた「場」であり、まちで暮らす人々が地域で活動・活躍するための「舞台」でもある
ということでした。
実際にいくつもの魅力的な取り組みが生まれ、芽が出て、少しずつ花がひらき始めています。本誌でご紹介するそれらの事例は、このまちにとっての未来や希望です。
これからの時代に向けて、地域のみなさんと一緒に、楽しくて素敵な「未来」や「希望」を描ける場所でありたい。それが、私たち三鷹中央通り商店会の思いです。
発行情報
三鷹中央通り商店会
情報誌『 みらいず / M+Rise 』
発行 : 協同組合 三鷹中央通り商店会
企画 : 三鷹中央通り商店会みらいず編集委員会
創刊号 2021年2月12日発行
編集 : 米川充 ・ 稲冨能恵 (株式会社文伸)
取材・執筆 : 米川充 (株式会社文伸)
撮影 : キリンニジイロ 鈴木智哉
動画 : 地域と映像 佐藤洋輔
デザイン : FULL_DESIGN 古田裕
イラスト : 黒木裕貴
協力 : 三鷹市、三鷹市教育委員会
撮影協力 : 天文・科学情報スペース